伝 44

道の傍らに


野辺の草花は

音もなく揺れています


生命の美しさには

完璧ではないことを素直に受け止める姿が

秘められています


硬く変わることのないように思える岩場や大地でさえも

悠久の時の中で

その姿を変え続けています


自らを完璧であると信じた瞬間から

そうした美しさは徐々に失われていきます


序列を組んで

階級にわける考えは

その頂点に仮想の完全性を見いだそうとしますが


命あるということ

形あるということは

どういうことなのか考えてみるといいでしょう


美しさは生きがいを見いだすことで磨かれていきます


謙虚さ

感謝

慎み深さ


そうしたものが養われ

調和はなされ

保たれていきます


完璧であれば変わる必要はありません


ありのままの自分とはどういうものか

今一度見つめ直してみましょう