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執着について

執着がつよいと、考え方が固定化されて動かなくなっていきます。

 

 

 

しかし、固定化されたものが動くようになれば、執着もとれてきたことになります。

 

 

 

考え方を変えて取り組み方を変える、選択肢を増やす、取り組みの順番を見直す、そうしたことで固定化しているものが動かせるようになっていきます。

 

 

 

 

 

今回体調を崩し、お休みをいただいていました。

 

 

 

その間、妻の執着をとる手伝いをしていました。

 

 

 

不用品の処理と片付けです。

 

 

 

本人の口から「片づけたい」という言葉があり手伝ったのですが、実際始めてみると、片付くにつれて妻の表情が険しくなっていき、片づけを続けないよう言い訳が始まったり、他の事をやり始めたり、自分を責めたり、私のものを私が捨てたにもかかわらずそれに対してケチをつけるなど、様々なエゴの抵抗がありました。

 

 

 

その都度、方向性の確認、進捗状況を自覚、否定的な発言を自覚してもらい肯定的な表現に言い換える、責めている時は「それ言ってて片付くの?」と本人に考えて気を取り直してもらい、何度も軌道修正を繰り返し、無事に本人が納得するところまで片づけることが出来ました。

 

 

 

 

 

固定化しているものというのは、他の選択肢が目に入らない状態でもあります。

 

 

 

物を手ばせない状態から手ばなそうと思えるまでに、相当時間がかかりました。(数年かかっています)

 

 

 

この時点でずいぶん進歩したと思うのですが、それでも「片付いた」という結果がでたわけではありません。

 

 

 

まず自分でどうしたいのか意思決定までできればいいのですが、そこからやり切るまでに大変な労力を要すような気がしてしまうと、ついあきらめてしまうこともあるのではないでしょうか。

 

 

 

今回、妻が親しくしていただいている方たちのフォローもあり、現時点で妻が納得するところまで片付けることができました。

 

 

 

本人は、「ここまでやったら、もっとやりたい」と思っているようですので、まだかかりそうですが、フォローしていただけたのは、本人があきらめないで続けた結果だと思います。

 

 

 

 

 

私たちは変われます。

 

 

 

変えることによって、よりよくしていくことができます。

 

 

 

完璧な状態ではなく不完全だからこそ、私たちはもっとよくなっていくことができます。

 

 

 

そのことを、妻を通して再確認することができました。

 

 

 

 

 

この度は、急なお休みをいただき、ご迷惑をおかけしました。

 

 

 

体調がもどりましたので、来週から通常通り営業を再開いたします。

 

 

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

写真は娘作「ウサギ」ではなく「ネコ」です。